WordPress純製のマッチングサイト構築方法をまとめました。

今このページをご覧になっているあなたは、

WordPressでマッチングサイトは作れるの?
マッチングサイト向けのプラグインってどんなものがあるの?

といったことをお考えのことかと思います。

 

結論から言えば、WordPressでマッチングサイトを作ることは容易です。このページでご紹介しているデモサイトもWordpressで構築したマッチングサイトです。

 

想像してみてください。

 

Ruby on Railsなどでいちから作れば、開発費相場として150万円〜200万円はザラにかかるのがマッチングサイトです。それがなんとWordpressでプラグインをもとに組み立てれば、数万円台からの低予算&超短期での構築ができます。これを使わない手はありません。

 

MEMO
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Contents

はじめに~マッチングサイト構築に悩んでいる方向けの情報をまとめました~

インターネット上にはマッチングサイトの構築方法についての情報、特に日本語の情報はまだまだ少ないため、Google先生に聞いてもなかなかサイト構築が進まず、壁にぶち当たって悩んでいる人は多いかと思います。

 

かくいう自分もそんな悩みを持っていた人のうちの1人です。

慣れない言語(英語&PHP)に苦労しながら、無料プラグインや有料プラグインなどを漁りまくり、どうにかして完成させられないかといろいろ試行錯誤していました。

 

最終的には本デモサイトのようなマッチングサイトをWordpressで組み立てられるまでに至ったので、他の方のお役に立てればと思い一つのコンテンツとしてまとめてみました。

 

レンタルサーバーやドメインの取得方法といったスタートアップの作業から、実際にWordpressへインストールした各種プラグインの設定方法まで、ブラウザ画面をキャプチャーして操作方法などを記事にまとめています。

 

「新しいマッチングサービスのアイデアを思いついたのに、それを実装できなくてもどかしい…!」

 

というモヤモヤした気持ちを抱える方にとって、かなり役に立つ情報をまとめていると思います。

 

有料プラグインや有料テーマも駆使したマッチングサイトの構築手順ですので、ある程度しっかり予算を組んで取り組める方のみご購読していただくことをおすすめします。

 

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マッチングサイトとは?

「マッチングサイトとは、そもそもなんだっけ?」をおさらいしておきます。

本サイトで定義する”マッチングサイト”とは、「物やサービスを必要とする人とそれを提供する人を仲介するウェブサービス」のことを指します。

ざっくりいうと

「売ります・買います」
「あげます・ください」

の取引を成立させるためのインフラを提供するものです。

BtoB,BtoC,CtoCの違いはあれど、既存のウェブサービスの多くはこのマッチングサービスの側面を持っていると言ってもいいかしれません。

ヤフオクやメルカリ、クラウドワークスやランサーズといった「需要と供給」の仲介もそうですし、オーネットやペアーズ(恋愛・婚活サイト)といった「需要と需要」の仲介もマッチングサービスのひとつだと言えます。

マッチングサービスはサービスを使うユーザー数が増えれば増えるほどユーザー側の利便性が増すという性質があるため、先にサービスを展開してユーザー数を確保した人の「一人勝ち」、つまり先行者利益が大きくなりやすいのが特徴です。

マッチングサイトの運営メリット

マッチングサイトを運営する最大のメリットは、運営者の代わりにユーザー側がコンテンツを作ってサイトを育ててくれるということにあると考えられます。

 

たとえば、ブログ運営やサイトアフィリエイト運営の場合、サイトを育てるのは他ならぬ運営者自身です。

これらの運営ではコンテンツの充実やSEOを常日頃から意識して運営者自身でサイトをメンテナンスし続け、ライバルサイトと検索順位を競い合う運営になりやすい特徴があります。

 

しかし一方でマッチングサイトの運営では、いったんサービスが軌道にさえ乗ってしまえばコンテンツは放っておいても勝手に増えていきます

また、一番ユーザー数が多いサイトが自然と検索結果の上位となり、最終的にはサービス名そのもので検索されるようになるためSEOに対するコストをかけなくて済むようになります

マッチングサイトのマネタイズ

マッチングサイトの立ち上げを考える時、最終的にはマネタイズ(収益化)をしたいと思っている人は多いかと思います。

マッチングサイトのマネタイズには大きく

  • 広告収入
  • ユーザー課金

の2種類があるかと思いますが、よほど革新的なマッチングサイトでない限り、ユーザーの動員数を増やすためにも最初は広告収入のみで運営するのがいいかと思います

というよりむしろ、最初はGoogle Adwordsなどのリスティング広告に有料出稿してでもユーザーを集めるべきで、本格的なマネタイズはユーザーが十分に集まってから考えても遅くはありません

私もサービスが軌道に乗るまではAdwordで月3万円ぐらいの広告料をGoogleに支払っていました。

マッチングサイトが作れるメインCMSは2つ|Wordpress vs OS Class

マッチングサイトを作れるようなCMS(コンテンツ管理システム)を探していると、必ず以下の2つが候補として目につくかと思います。

  • OS Class
  • WordPress

以下ではそれぞれのCMSの特徴とマッチングサイト構築時におけるメリット・デメリットをまとめてみます。

WordPress【採用】

WordPressは、言わずと知れたオープンソースのブログソフトウェア。

2003年に初版がリリースされて以来ブログ市場でその存在感を表していき、日本国内でも圧倒的なシェア率を誇ります。

WordPress

WordPressでマッチングサイトを構築するメリット

WordPressでマッチングサイトを構築するメリットを以下にまとめてみます。

テーマやプラグインのバリエーションが豊富

WordPressはブログ界におけるそのシェア率から、世界中のユーザーによって日々新しいデザインテーマや便利なプラグインが続々と開発されています。

デザインテーマとはその名の通りサイトのデザインを反映する素材のことで、サイトの見栄えに特色を出すためには数あるデザインテーマから気に入ったものをひとつ選ぶ必要があります。

またプラグインとは機能を拡張する追加プログラムのことで、このプラグインを利用するとサイトに問い合わせフォームを一瞬で設置できたり、FacebookやTwitterといったSNSとのソーシャル連携を簡単にできたりします。

マッチングサイト向けのプラグインももちろん数多く提供されているため、「Wordpressでできないことは無い」とコアユーザーに言わしめるほどの拡張性をこのCMSは持っています。

CMS本体が日本語に完全対応

WordPressは海外発祥のCMS(ブログツール)ですが、CMS本体が日本語化に完全対応しているのが大きな特徴です。

レンタルサーバー各社で用意されているクイックインストール機能を使えば、自動的に日本語版のWordpressが立ち上がります。

先人のWordpressユーザーたちが残した日本語情報もたくさんあるため、Google検索で解決できない構築・運営上のトラブルはあまりないと思います。

WordPressでマッチングサイトを構築するデメリット

WordPressでマッチングサイトを構築するデメリットを以下にまとめてみます。

マッチングサイト機能実装に多くのカスタマイズ(手数)が必要

WordPressは本来ブログツールとして生まれたCMSのため、

  • 多人数(マルチユーザー)で使うこと
  • ユーザー間でプライベートなやりとりをすること

を想定したマッチングサイト機能は標準実装されていません。

そのため様々なプラグインを駆使してWordpressの細部をカスタマイズし、運営者自身でマッチングサイト機能を実装していく必要があります

OS Class【不採用】

OS Classはマッチングサイトの機能に特化したオープンソースのクラシファイドソフトウェア。

WordPressと比較すると日本国内での知名度は低い方ですが、海外では根強い人気を持つオープンソースソフトで、日本国内でもサーチレッスンなどのマッチングサイトで使われています。

OS Class

OS Classでマッチングサイトを構築するメリット

OS Classでマッチングサイトを構築するメリットを以下にまとめてみます。

CMS本体がマッチングサイト機能に特化している

OS Classの最大の特徴でありメリットは、CMS本体がマッチングサイト機能に特化しているという点に尽きると思います。

インストール初期状態で既にマッチングサイト機能が実装されていて、またマッチング成約時のお金のやり取りの仕組み(=決済機構)なども標準実装されているため、マッチングサイトとして持たせたい機能は一通り完備できているのが特徴です。

OS Classでマッチングサイトを構築するデメリット

OS Classでマッチングサイトを構築するデメリットを以下にまとめてみます。

デザインテーマやプラグインのバリエーションが貧弱

WordPressの豊富なデザインテーマやプラグインとは対照的に、OS Classはデザインテーマやプラグインのバリエーションが非常に貧弱です。

初期インストール後に設定できるデザインテーマは非常に限定的で数えるほどしか無く、自分が望むようなデザインとするためにはHTMLやCSSといったWeb技術を理解して、運営者自身でコードをカスタマイズをする必要があります。

また、問い合わせフォームを一瞬で設置できるようなプラグインやソーシャル連携用のプラグインにもまだまだ乏しく、「WordpressではできるけどOS Classではできない」という領域が多いのが現状です。

CMS本体の日本語化が遅れている

OS ClassはCMS本体の日本語化が遅れているため、英語に不慣れな日本人にとっては導入の難易度がWordpressより高いです。

2018年現在、OS Classのマーケットで提供されている日本語化モジュールは、最終更新日時が2014年4月30日で停止しています。

【実践編】WordPressでマッチングサイトを構築するまでの手順

以下では実際にWordpressでマッチングサイトを構築するまでの手順を順番にご紹介します。

マッチングサイトの看板「ドメイン」を取得する

まずはマッチングサイトの看板ともなるドメインをお名前.comで取得します。

 

マッチングサイトの看板「ドメイン」を取得する

マッチングサイトを稼働させる「レンタルサーバー」を契約する

マッチングサイトを稼働させるためのレンタルサーバーを契約します。Xserverを推奨します。

マッチングサイトを稼働させる「レンタルサーバー」を契約する

レンタルサーバーにドメインを登録する

契約したレンタルサーバーにドメインを登録します。

レンタルサーバーにドメインを登録する

レンタルサーバーにWordpressをインストールする

レンタルサーバーにWordpressをインストールします。

クイックインストール機能がレンタルサーバー会社から提供されるため、OS Classのインストール作業よりずっとラクです。

レンタルサーバーにWordPressをインストールする

レンタルサーバー上のWordpressを「HTTPS化(通信暗号化)」に対応する

レンタルサーバー上のWordpressをHTTPS化(暗号通信化)に対応させます。

近年Googleの検索エンジンではHTTPS化対応サイトを優先してインデックスする流れが加速しているため、サイトのHTTPS化は非常に重要になってきています。

レンタルサーバー上のWordPressを「HTTPS化(通信暗号化)」に対応する

WordPressの「デザインテーマ」を変更する

WordPressのデザインテーマを変更します。

このサイトではSANGOをインストールして使用しています。

WordPressの「デザインテーマ」を変更する

WordPressの投稿に「カテゴリー」を設定する

WordPressの投稿管理画面からカテゴリーを設定します。

WordPressの投稿に「カテゴリー」を設定する

【購読記事】Wordpressにマッチングサイト用プラグインをインストールする

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マッチングサイト構築においては以下の4つの機能を実装することが重要となります。

  • フロントエンドからのユーザー登録機能
  • フロントエンドからの投稿機能
  • フロントエンドからのメッセージ送受信機能
  • 投稿の複合条件検索機能

※ここでいうフロントエンドとは、Wordpressの管理画面(バックエンド)ではなく一般ユーザーからアクセスできる画面のことを指します。

これらの機能を実装するために最適なプラグイン各種をご紹介します。

WordPressにマッチングサイト用プラグインをインストールする

【購読記事】フロントエンドからのユーザー登録機能を実装する

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フロントエンドからのユーザー登録機能を実装する

【購読記事】フロントエンドからの投稿機能を実装する

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【購読記事】フロントエンドからのメッセージ送受信機能を実装する

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【購読記事】投稿の複合条件検索機能を実装する

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